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講義90分 × 7.5回 + 自学自習(準備学習 15時間 + 事後学習 15時間)
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持続可能な地方分散型社会を実現するために重要な課題(例えば、科学技術の発展、社会保障の進展、気候変動の拡大、地域社会の変容等に伴う課題)の背景と現状について多様な観点から考察するとともに、その解決策を受講者が相互の討議を通して提示することによって、「創発」の基盤となる分野融合的な考え方を身につける。
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この講義では、受講生が「創発」の基盤となる分野融合的な考え方を身につけることを目的とする。各回の講義担当者がそれぞれの専門の観点から、持続可能な地方分散型社会を実現するために重要な課題について講義を行い、受講者は相互の討議または教員との質疑応答を通して、「創発」の基盤となる分野融合的な考え方を身につける。
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1.「創発」の基盤となる分野横断的な考え方に基づいて自らの研究を説明できる。【「研究能力・応用力」に対応】 2.「創発」の基盤となる分野横断的な考え方に基づいて自らの倫理観や社会的責任を説明できる。【「倫理観・社会的責任」に対応】 3.「創発」の基盤となる分野横断的な考え方に基づいて自らのグローバルマインドを説明できる。【「グローバルマインド」に対応】
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「合格」または「不合格」の判定とする。 2/3以上の出席に加え、各回の課題(6回×10点)と学期末の課題(40点)の合計が60点以上であれば「合格」とする。
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【授業計画】 第1回:長山貴之 イントロダクション。 少子化(出生率の低迷)と長寿化(平均寿命の延伸)が同時に進むなかで、多くの市町村が直面する急激な人口減少について、地域社会の持続可能性の観点から、その課題と対策を考える。 第2回:石原秀則 DX化が進められる中、IoT、AIといった技術的な要素に加え、ネットワーク化によって、様々なものが有機的に結びつくことによって、新たなものが創発されることが期待される。スマートシティなどネットワークにより生み出される新しいシステムとその発展のための課題について論ずる。 第3回:岡田徹太郎 「居住保障」の多様なあり様を理解することを目指す。「居住保障」とは、社会保障制度、住宅政策、その他の居住を支える諸施策を通じた、住宅の安定的な確保を通じた生活の保障を指す。賃貸か持ち家か、公営住宅か家賃補助か、普遍主義か選別主義か、多様な論点から、持続可能な地方分散型社会を実現するために最も相応しい選択肢が何かを考える。 第4回:寺尾徹 気候条件はどのように地域の特性および持続可能性とかかわっているのかについて具体的事例を参照して検討する。また、産業革命期以降の気候変動の実態について明らかにするとともに、そのもとで持続可能な地方分散社会を実現する上で必要な観点について考える。 第5回:石井一也 人類は、18世紀の産業革命以降、未曽有の生産力を手に入れて、大量生産・大量消費の時代に入った。それは、人類に多大な物質的豊かさをもたらしたが、同時に、市場や資源をめぐる競争や植民地支配、世界戦争、そして未曽有の環境破壊を伴うプロセスであった。こうした時代を支えた学問のあり方を振り返り、今後の展望を探りたいと考える。 第6回:西成典久 歴史的景観の保全・活用・創造を切り口として、暮らしの場として地域の価値を分野融合的に考察していく。具体的には、埋立架橋問題、巨大防潮堤といった公共事業を題材として、防災、環境、景観、経済、政治といった多面的側面からその功罪を検討し、これからの持続可能な地域のあり方を構想するうえで、あらためて、生命、観光、民主主義といった観点から解決策を探求していく。 第7回:長山貴之・松岡久美 上記の授業内容に関するグループワークを行う。但し、創発に関する講演会等に変更する場合がある。 第8回:長山貴之 授業のまとめ。但し、45分間。
原則としてZoomとMoodleを利用したライブ型オンライン授業とする。但し、対面での参加を認める場合がある。
【自学自習に関するアドバイス】 各講義において紹介された事例、指摘された課題やその背景を充分に理解するため、各自で追加の情報収集や分析を行い、課題を作成すること。
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授業の内容を適切に記録(必要であれば要約)し、課題の作成に活用すること。 授業に必ず出席し、課題を必ず提出すること。
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nagayama.takayuki@kagawa-u.ac.jp
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