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講義90分 × 15回 + 自学自習(準備学修 15時間 + 事後学修 45時間)
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20世紀末に冷戦が終焉してからグローバル化が加速して、アメリカ・モデルのインパクトを受けながら、世界中の国々で経済社会の構造変化が進んでいる。そのインパクトの発信元であるアメリカ自身も、その国内では20世紀型の構造から21世紀型への変化が進行しており、そのことが、世界規模の構造変化を促進している。 本講義では、このアメリカ・モデルの理念とデザインを理解するために、アメリカの経済社会の全体構造とその国際的な経済関係、そして、アメリカ経済の基幹分野である自動車産業、ICT産業などを考察する。 アクティブラーニング型授業を導入する。授業内容への深い理解に結び付けるためのグループワーク(少人数でのダイアログ)を行なう。座席を指定席とする。なお、グループワークを苦手とする者は、単独ワークも認めるので、初回の講義で申し出ること。
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アメリカ自由主義は個人の自立的な生活と人生を基盤とするため、個人にとっての「就労機会」の存在が必要不可欠であり、そのためにアメリカ経済の安定と成長が求められる。世界規模でのグローバル化が進展する中で、アメリカの経済社会は脱工業化とサービス化とIT化による構造変化の中で、新たな「就労機会」の創出が求められる。 本講義では、このアメリカ経済社会の本質的な理念とデザインとダイナミズムを考察する。 第1に、国内の経済社会の基本構造を分析した上で、その国際的な経済関係を検討し、アメリカ・モデルの本質と特徴を理解することを目指す(共通教育スタンダードの「広範な人文・社会・自然に関する知識」に対応)。 第2に、21世紀のグローバル化という環境変化の中で進行する、アメリカの基軸産業や労使関係の具体像を、グローバルな国際展開も視野に入れて考察し、世界的な構造変化の潮流を論理的・多角的に検討する思考力の育成を目指す(共通教育スタンダードの「21世紀社会の諸問題に対する探求能力」に対応)。
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(1)アメリカ自由主義の理念と関連づけて経済社会の基本構造を説明できる。(b:知識・理解, e:地域理解) (2)アメリカ国内の労働編成の変化を説明できる。(c:問題解決・課題探求能力, e:地域理解) (3)アメリカの貿易構造の変化を説明できる。(c:問題解決・課題探求能力, e:地域理解) (4)20世紀の基幹産業である自動車産業の21世紀における再編について説明できる。(c:問題解決・課題探求能力, e:地域理解) (5)21世紀の基幹産業である情報産業の展開について説明できる。(c:問題解決・課題探求能力, e:地域理解)
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グループワークへの取り組み20点、講義レポート20点、小テスト10点、期末試験50点の合計100点満点とし、学則にしたがった成績をつける。
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【授業計画】
第1回:ガイダンス 第2回:アメリカ経済社会の基本構造(1) 第3回:アメリカ経済社会の基本構造(2) 第4回:アメリカ経済社会の基本構造(3) 第5回:アメリカの貿易構造の変化(1) 第6回:アメリカの貿易構造の変化(2) 第7回:自動車産業の再編過程(1) 第8回:自動車産業の再編過程(2) 第9回:自動車産業の再編過程(3) 第10回:グローバル化の推進軸としてのICT産業(1) 第11回:グローバル化の推進軸としてのICT産業(2) 第12回:グローバル化の推進軸としてのICT産業(3) 第13回:サービス産業の拡大(1) 第14回:サービス産業の拡大(2) 第15回:アメリカ経済社会の理念
【自学自習について】
講義毎に、指定教科書の該当範囲を指定するので、講義前に教科書を熟読し、予習をすること(各回1時間)。 講義後にレポートを課すので、講義内容を振り返り、深く復習し、まとめ・疑問・感想などを取りまとめて提出すること(各回3時間)。
この科目は全回対面授業を予定している。ただし、新型コロナウイルス感染症の状況により、全てまたは一部を遠隔へ変更する可能性がある。
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教科書: 河崎信樹・吉田健三・田村太一『アメリカの経済社会:理念とダイナミクス』東京大学出版会,2018年,2800円。講義室への持参は求めないが、講義内容は教科書に沿って進めるので、事前に熟読し予習に用いること。なお、期末試験問題の素材としても利用する。
・参考書 経済辞典として、金森久雄・荒憲治郎・森口親司編『有斐閣 経済辞典』第5版、4200円、を指定する。この科目だけではなく、全ての経済学・経営学の科目に適合する学修用。経済学部生の必携辞書と考えた方が良い。 一般的な参考書として、『入門 アメリカ経済Q&A100』中央経済社,2019年,3000円、を推薦する。
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大教室におけるアクティブラーニング型授業で学修する。授業への積極的な関わりを期待している。出席は必須。止むを得ず欠席した場合は、必ず自学自習で追いつくことを旨とし、放置しないこと。
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okada.tetsutaro@kagawa-u.ac.jp
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