タイトル

ナンバリングコード  
授業科目名 科目区分 時間割 対象年次及び学科
生体防御学    
Biodefense Science
コース専門科目 前期 月1 3~4 農学部 
講義題目 水準・分野 DP・提供部局
対象学生・
特定プログラムとの対応
 
 
     
担当教員 授業形態 単位数 時間割コード
田淵 光昭[Tabuchi Mitsuaki]   2 464540
DP・提供部局  
bcdA
 
授業形態  
 
関連授業科目  
基礎生物化学、生物化学、分子生物学、応用微生物学Ⅱ、細胞工学
 
履修推奨科目  
基礎生物化学、生物化学、分子生物学、応用微生物学Ⅱ、細胞工学
 
学習時間  
講義90分 x 15回 + 自学自習
 
授業の概要  
 ヒトは一度「はしか」にかかると二度とかからなくなる。このように病気を免れることを「免疫」という。免疫系は、自然免疫系と獲得免疫系の2つに大別されるが、自己と非自己の成分を識別し(生体監視機構)非自己成分を排除すること(防御機構)により生体の恒常性を保つための最も重要な生体防御システムであり、様々な細胞(T細胞、B細胞、NK細胞、マクロファージ、樹状細胞などの白血球)と様々な分子(抗体、補体、サイトカインなど)が相互に密接に連携し複雑で巧妙なネットワークを形成して調和のとれた反応を引き起こしている。免疫系の非自己に対する反応を免疫応答と呼び、免疫応答を誘導できる非自己成分を抗原という。獲得免疫系での免疫応答は、抗原と特異的に結合する抗体の産生が起こる「体液性免疫」と抗原により活性化されたTリンパ球が細胞を攻撃する「細胞性免疫」の2つがある。本講義では、免疫に関する認識を深めてもらうことを目的として、その基本的事項を解説するとともに、食品アレルギーに関わる腸管免疫にについても講義する。
 
授業の目的  
生体防御を司る様々な細胞(マクロファージ、樹状細胞、肥満細胞、B細胞、T細胞など)と様々な分子(抗体、補体、サイトカインなど)が織りなすネットワークの基礎的理解を基に、免疫に関連した応用技術と食物アレルギーに関する基本的概念を身に付ける(DPの「知識・理解および問題解決・課題探求能力」に対応)。
 
到達目標  
(1) 自然免疫と獲得免疫の概要を説明できる。
(2) 体液性免疫につて説明できる。
(3) 細胞性免疫について説明できる。
(4) アレルギーとくに食物アレルギーが説明できる。
 
成績評価の方法と基準  
出席カード(レポート):40% 小テスト:20% 定期試験:40%
 
授業計画並びに授業及び学習の方法  
毎回プリントを配布して、PowerPoint画面を液晶プロジェクターで表示する形式で講義を行う。
配布した出席カードに質問事項を書いてもらい次回まとめて講義の時に再度補足説明する。

前半
1. 自然免疫と獲得免疫(生体防御機構)の概要
2. 生体防御に関与する血液細胞とリンパ系細胞
3. 抗原(病原細菌とウイルス)
4. 自然免疫(食細胞による排除、非自己の認識機構、獲得免疫との連携)
5. 体液性免疫(補体の構成成分と働き)
6. 体液性免疫(抗体の種類、構造及び機能)
7. 体液性免疫(B細胞の遺伝子再構成による多様性の獲得と成熟・分化)
8. 中間テスト

後半
9. 主要組織適合遺伝子複合体(MHC,構造と抗原提示における役割)
10. 細胞性免疫(T細胞抗原受容体の多様性の獲得と抗原認識)
11. 細胞性免疫(細胞傷害性T細胞の活性化と標的細胞の破壊)
12. アレルギー(過敏症の分類とその発症機構)
13. 腸管粘膜における防御(小腸粘膜の構造と自然および獲得免疫)
14. 経口免疫寛容(食品に対して免疫系が認識しない機構)
15. 食物(食品)アレルギー(アレルゲンの種類と検出法)
16. 期末テスト

【自学自習に関するアドバイス】

・講義の最後にレポート課題を出すので、レポート課題について参考書やインターネット等を使って調べ、次回の講義の最初に提出して下さい。また、時間があれば、前回の講義内容について、講義のはじめに小テスト(テスト時間10分程度)をするので、前回の講義内容についてA4一枚程度でまとめて復習すること推奨する。
 
教科書・参考書等  
教科書は特に使用しない。
参考書等
エッセンシャルズ免疫学第2版(原書第3版 2009, 笹月/監訳 メディカルサイエンスインターナショナル 
6400円 2010年)
病気がみえる Vol. 6. 免疫・膠原病・感染症(医療情報科学研究所編 メディクメディア 3000円 2009年)
免疫学イラストレイティド(原書第7版 2006, 高津他/監訳 南江堂 7000円 2009年)
 
オフィスアワー  
田淵 水曜日 14時から18時 (BW505-3)
 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ  
応用生命コースの学生にとっては自由科目であるが、応用生命コースの学生にとっても生命科学の基礎知識として重要な内容であるので、応用生命コースの学生も積極的に受講することを希望する。
 
参照ホームページ  
 
メールアドレス  
mtabuchi@ag.kagawa-u.ac.jp
 
↑ページの先頭へ戻る