タイトル

ナンバリングコード  
授業科目名 科目区分 時間割 対象年次及び学科
生態学    
Ecology
学部導入科目 必修 後期 火1 1~4 農学部 
講義題目 水準・分野 DP・提供部局
対象学生・
特定プログラムとの対応
 
Ecology
     
担当教員 授業形態 単位数 時間割コード
小林 剛, 安井 行雄[Kobayashi Tsuyoshi, Yasui Yukio]   2 462030
DP・提供部局  
bcdA
 
授業形態  
 
関連授業科目  
生物学B,環境科学,植物生態学,動物生態学
 
履修推奨科目  
植物形態学,植物生理学,農業気象学,分析化学,遺伝学,生物統計学,科学英語
 
学習時間  
二部構成

前半 (植物生態学,生産生態学):[(講義+自己点検 90分) × 7回] + 自己学習
後半 (動物生態学,進化生態学):講義 90分 × 7回 + 自己学習

前半に試験またはレポート (1回),後半に試験 (1回) をそれぞれ課す (計2回)
 
授業の概要  
生態学は生物とそれに係わる環境との相互関係に関する学問領域である。本講義では生物の構造と機能について,それを実現しているメカニズムと,それが進化した意味合いの両面から解説する。とくに,生物の振る舞いを至近要因や発生要因(HOW?=生理や発生のメカニズム)からだけでなく,究極要因や歴史要因(WHY?=適応的意義や進化過程)からも説明する。生物がその生育環境に如何に巧妙に適応しているかを示し,その進化要因を解説する。また,分子・細胞・組織・器官・個体・個体群・群集そして生態系レベルでの各スケールにおける事象の因果関係を述べる。生態系における生物と環境(物理的環境,化学的環境および生物環境)との作用・反作用の事例を数多く挙げる。
 
授業の目的  
野生生物から人間までを含んだ多様な生物の生活と生態系の成り立ちに対する関心を高め(DPの「知識・理解」に対応),それに基づいた様々な学問分野および産業の位置づけを客観的に整理し,その考え方を農業生産・環境保全および社会政策へ応用していく能力の礎を身につける(DPの「問題解決・課題探求能力」に対応)。
 
到達目標  
・生物の生き様や自然界の現象に対する視点が拡がる
・環境の変動・異質性または進化の理論に基づいて生物の多様性の成り立ちをイメージできる
・生物進化の概念を理解し,進化を引き起こすメカニズム(自然選択と遺伝的浮動)を説明できる
・生物の進化には制約があることに基づいて,生物の生活の仕方には万能性が得られない原因を説明できる
・生態系の食物網や物質循環・エネルギー収支は植物の物質生産が基盤となっており,どのようなときにそのバランスが失われうるか予想できる
・生態学(ecology)は科学であり,カタカナの「エコロジー(環境にやさしいという考え方)」や,科学とは別の視点からの進化の考え方とはイコールではないことが理解できる
・専門科目を履修したり課題研究に取り組む際に様々な要因から物事を考えることができる
 
成績評価の方法と基準  
前半:自己点検シート(講義の要約と予復習などの取り組みを毎回記入。出席確認を兼ねる)50%,試験またはレポート 50%

後半:出席状況 10%,試験 90%

※ 前半の評価(50%)と後半の評価(50%)を総合して科目の評価とする
 
授業計画並びに授業及び学習の方法  
講義資料はプリントとして配布するか,スクリーンに映写する。プリントは予復習に活用すること。

第1部(前半,小林)

・ガイダンス:生態学とは何か?
・生物にとっての環境:環境とはなにか?
・生物の数と量の時空間的な変動とその表し方・理解の仕方
・森林を例とした標本抽出・時系列的な調査解析
・生態系の階層と植物の役割

※ 自己点検シートに記入された疑問や関心を持ったことに対し理解度や予復習を促すための補足や解説を加える


第2部(後半,安井)

・進化とは何か?
・自然選択による適応進化
・遺伝子頻度の機会的浮動
・種を越える進化:大進化のメカニズム
・選択のはたらく単位,進化の単位
・ゲーム理論と進化的に安定な戦略
・雌雄の対立と性選択

※ 出席カードで質問を受け付け,毎回の講義の冒頭にそれに答える時間を設ける
 
教科書・参考書等  
参考書:生物学入門,生物学(いずれも東京化学同人)

※ 生物学Bの教科書の「生態」「進化と系統」「行動と生態」「変わりゆく生物」等の項
 
オフィスアワー  
木曜午後または昼休み(小林 農学部 BW405/BW408,安井 農学部 CE403)
その他随時可能ですが事前にメール等で予約を取ってください
 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ  
生物学Bおよび高校の生物学,化学,物理学,地学および地理で学ぶ知識を各自の習得レベル・履修経験に合わせて復習または自学で補うこと。

各回の講義内容は互いに深く関連しているので,それを理解するためにも全回出席することが望ましい。知識や要点を与えられるのを待つのではなく,新しい考え方を貪欲に身につけるための工夫に各自が積極的に取り組むこと。自己点検シートへの記入や出席カードにおける質問の機会を十分に活用しよう。

講義室は席数に余裕がないため,遅刻や私語は慎むこと。私語に関しては講義の進行や他の履修者の受講を妨げてはならない。
 
参照ホームページ  
 
メールアドレス  
小林:t-Koba@ag.kagawa-u.ac.jp
安井:yyasui@ag.kagawa-u.ac.jp
 
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